池袋の歯医者 宮田歯科池袋診療所

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顎変形症、顎関節症ー眠り方が原因?

顎変形症、顎関節症と診断された方の多くに顔の変形(左右非対称が強い)方が多く見受けられます。

この問題には眠り方が関わっているように思います。

最近は、乳幼児突然死症候群の問題から乳幼児をうつぶせにして眠らせる事は良くないと指導されていますが、一時期、頭の恰好が良くなるので、うつ伏せに寝せる事が流行ってしまった時期が有りました。

歯科の領域からも、顎変形症や顎関節症に繋がり、さらに成人したときに左右非対称な顔となってしまいますので、うつ伏せで寝させる事を止めるように指導しています。

うつ伏せで寝ていると、頭の重みが顎にかかりますが、その状況で呼吸を確保する為に頭を左右どちらかに傾けて寝ています。

左右に傾けている時間が同じであれば良いのですが、ほとんどの場合どちらか一方に偏ってしまう事が多くなります。乳幼児のように骨がまだ柔らかい状態で偏った方向から頭の重みが顎のかかると、下顎骨に変形が起こったり、顎関節に左右のズレが生じてしまいます。

一端、下顎や顎の関節が変形してしまうと、歯並びにもその変形が影響し、さらに上顎の左右にかかる力に差が生じそれが上顎の骨にまで波及してしまいます。その状況は、成長が終了まで継続し続けることで、乱ぐい歯、顎の変形、顎関節の左右差を引き起こしそれが顔の変形になってしまいます。また、成長が終わってからも重力下で生活している以上、一度傾いた物は傾いた方向に少しずつ傾き続けるので、顔の変形は徐々にひどくなります。このような状況の方は、当然歯にも無理な力が掛かるので、歯のトラブルは多くなってしまいます。

どうも人間は、解剖学上仰向けになって寝るような構造になっているようなので、健康維持のためには成人してからでも仰向けで寝るようにした方がいいようですね!

顔の左右差が強い方、もしくは最近顔に左右差が目立つようになってきたとお感じの方は注意が必要かと思います。簡単に治療しないで長期的なビジョンでしっかりと診断した上での歯科治療をお勧めいたします。歯だけの問題でなく全身の健康を害す事になりますので注意してください。

投稿日:2011年11月15日  カテゴリー:院長コラム

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