池袋の歯医者 宮田歯科池袋診療所

050-7586-8898

03-3988-8311

東京都豊島区南池袋2-27-8 南水ビル4F
■診療時間 9:00~18:00 ■休診日:木曜・日曜

ブログ

クラスプレス義歯(ノンクラスプデンチャー)

弘進会 宮田歯科池袋診療所 院長小澤です。

昨日、豊島区歯科医師会の学術講演会を開催いたしました。

演題は「ノンクラスプデンチャーの情報を整理する」講師は岩波行紀先生です。IMG_0161.JPG

ノンクラスプデンチャーは10年ほど前から取り上げられていますが、大学や学会がその取り組みに対して消極的であったことから情報が正確に歯科医師に伝わってなく、あまり良い評価を専門家から受けていないように感じていました。科学の進歩で樹脂の世界は進歩が激しく、かなり良くなってきていると感じていましたので、このテーマでの講演を企画しました。講演内でお話しが有りましたが、全ての症例をノンクラスプデンチャーで行うのではなく、材料の特性と患者様の状況やご要望を考慮して治療方法の一つとして採用する事が大切であると言っておりました。どんなに良い材料が出てきても、歯科医師として基本をしっかり押さえ、治療方針を患者さまに提案する事が何より大切であると思います。その上で新しい材料の良い特性を発揮できる症例が有れば積極的に問い入れる事は、何より患者様に提供する治療の幅を広げられるのではないでしょうか!

今回、講演会を主催してあらためて感じましたが、歯科医師として正確な情報を取らずに判断をしてはいけないと思いました。患者様の為になる治療法を提案するには、歯医者として頭の中の引き出しに多くの情報を入れておいて、必要な時に的確にその情報を元にした治療法を患者様に提案してあげられる事が何より大切なことと考えます。

今後も、様々な事にアンテナを張り、より有益な情報を豊島区歯科医師会員の歯科医師に提供できるような企画を出していきたいと思います。会長として講演会の企画、準備をしていただいた豊島区歯科医師会学術委員会の皆様に対してあらためて感謝いたします。

百聞は一見に如かず、日進月歩の激しいこの時代こそこの感覚を大切にしないといけませんね!面倒くさがらず自分の足で情報を的確に拾っていく事は現代のような情報化社会になっても忘れてはいけない大切な事と思います。

投稿日:2011年7月2日  カテゴリー:ブログ, 症例紹介

ページトップへ