池袋の歯医者 宮田歯科池袋診療所

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大きな虫歯

宮田歯科池袋診療所 歯科医師です。

現在治療をしている患者様の症例について書きたいと思います。

左上の前歯に大きな虫歯があり、数ヶ月前より

● 冷水痛 ( 冷たい物がしみる )

● 自発痛 ( 何もしなくても痛みがある )

があったとの事でした。

診てみると犬歯の歯茎付近が虫歯により大きく欠けてしまっており、

表面は黒くボソボソした歯質が見えていました。

また、もう1つの歯はプラスチックのつめ物をした隙間から虫歯になり、穴が大きく開いてしまっていました。

この2つの虫歯を削ってみたところ、回転数の小さい歯を削る機械 ( 少しづつしか削れません ) で削っても、歯質がホロホロともろくなっているのがわかりした。

少し硬い層が出たところで削るのを止めると、見た目は茶色く、表面がザラザラとした感触の歯質が出てきました。

本来であればこの部分も削り取るのですが、歯の神経にとても近かった為、一度神経を保護する材料を入れ、様子を見ることにしまいた。

虫歯になってしまった歯は、細菌 ( 虫歯菌 ) がなるべく神経に達さないように抵抗します。

その際、歯の神経側に体が自然と象牙質( 歯の構造として層になっています )を添加して、厚みを持つことがあります。

写真で見えるの赤丸の部分、削った面の中央の色が変わっているところは、元々歯の神経だったところと考えられます。

虫歯が象牙質に達してしまったこの歯ですが、神経を保護する材料を入れました。

この時に細菌の働きを抑制する薬を入れると、神経を取り除く可能がさらに低くなったもします。・・・神経を取り除いた歯は枯れ枝の様にもろくなってしまうので、神経を残せる状態ならば残したいとも思っています。

そしてこの後は仮歯を入れて行きます。

 

関連ブログはこちら→ 2022.3.22『 大きな虫歯 その後 』

投稿日:2021年11月27日  カテゴリー:ブログ, 症例紹介

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